普通二輪免許の取得方法

普通二輪免許を取得する場合、①「教習所を利用する」と②「運転免許試験場での直接受験」の2通りの方法があります。

① 指定自動車教習所を利用する

公安委員会から指定された教習所(指定自動車教習所)で、普通自動二輪に乗るために必要な学科や技能(実技)を学び、卒業検定に合格すると、運転免許試験場での技能試験が免除されます。指導員の指導の基に知識や技術を学びますので、確実に運転技術が習得できますし、試験場での直接受験よりも免許取得難易度が下がるので、お薦めです。 ※所持免許により、教習所での教習内容や教習時間数が変わる場合があります。

② 運転免許試験場(免許センター)での直接受験

教習所には通わず、住所地を管轄する運転免許試験場(免許センター)で学科試験と技能試験を受験します。まず学科試験が行われ、次に技能試験が行われます。合格後、取得時講習や応急救護講習を受講しなければなりません。技能試験の難易度が高く、合格後も講習を受ける必要があるなど、短期間での取得が難しい場合が多いです。※所持免許により学科試験や取得時講習が免除される場合があります。

指定自動車教習所に入学する場合

[入学資格]
年齢 満16歳以上
視力 両目で0.7以上であり、かつ片目で0.3以上であること。
片目で0.3に満たない場合は、視野が左右150°以上であること。
(眼鏡、コンタクトレンズを使用可)
色彩識別 赤・青・黄色の3色の識別ができること
聴力 不要
学力 普通の読み書きができ、その内容を理解できること。
運動能力 自動車の運転に支障を及ぼす身体障害がないこと。
身体に障害をお持ちの方は、事前に各都道府県の運転免許試験場(運転適性相談窓口)にて適性相談をお受けください。
その他の条件 以下の条件に該当する方は、運転免許を取得することはできません。
1. 自動車等の安全な運転に支障のある障害や一定の病気がある又は過去にあった場合(例 てんかん・そううつ病・統合失調症などの精神疾患、認知症、脳卒中等)
2. 交通違反や事故などで行政処分を受け、欠格期間が終了していない方
行政処分を受けた場合でも、欠格期間が終了していれば、取得可能です。
指定自動車教習所に入校して、再度免許を取得する場合、「取消処分通知書」「運転免許経歴証明書」等の書類が必要となることがあります。教習所の窓口に、必ずお問合せください。 書類が必要な場合は、各都道府県の自動車安全運転センターにて発行してもらうことができます。

[教習の流れ]

① 適性検査
まず入校前に、普通二輪免許の教習を受講する資格があるかどうか確認します。
視力や聴力などの検査になります。また、運転に関する状況判断や行動の正確さなどを自覚していただく検査も行います。

② 第一段階
【学科教習】
交通法規や安全運転のマナーなど、バイクの運転に必要な知識を座学で学びます。二輪には仮免学科試験はありません。第一段階学科教習は1日の受講時限や受講順序に制限や決まりはありません。
■免許なし・原付免許持ちの場合
先行学科1時限+第一段階学科教習9時限の計10時限受講する必要があります。
■普通自動車免許をお持ちの場合
第一段階学科教習の全てが免除されます。
【技能教習】
教習所内コースでバイクの動かし方や「走る」「止まる」「曲がる」といった基本操作を主に教習します。第一段階から第二段階に進むにあたり、運転技能を測る試験(みきわめ)があります。二輪には修了検定はありません。
第一段階技能教習は1日2時限まで受講可能です。また二輪免許の教習では路上教習はありません。
■免許なし・原付免許持ちの場合
 第一段階技能教習を9時限受講する必要があります。
■普通自動車免許をお持ちの場合
 第一段階技能教習を9時限受講する必要があります。


一段階の学科と技能を全て修了すれば、第二段階へ。

③ 第二段階
【学科教習】
法規履行運転や安全運転の知識、経路の設計、危険予測ディスカッション、応急救護処置等の高度な専門知識の習得を行います。
■免許なし・原付免許持ちの場合
第二段階学科教習16時限を受講する必要があります。
■普通自動車免許をお持ちの場合
 危険予測ディスカッション学科を1時限受講する必要があります。
【技能教習】
第二段階では、交通ルールに従った基本走行と、運転に伴う危険を予測した運転の練習(応用走行)を行います。
■免許なし・原付免許持ちの場合
第二段階技能教習10時限を受講する必要があります。
■普通自動車免許をお持ちの場合
 第二段階技能教習8時限を受講する必要があります。

                           
④ 卒業検定(技能試験)
第一段階、第二段階での技能教習で学んだことを確認する運転技能試験です。教習所内に設定された検定コースを運転し、試験官による採点を受けます。持ち点100点からの減点方式で70点以上が合格ですが、減点よりも一発で検定中止となる検定項目で失敗して不合格になる方が多いです。これに合格すると、卒業証明書が交付され、教習所を卒業です。
(卒業検定でポイントとなる課題例)
①直進狭路
通称「一本道」と呼ばれる、幅30cm長さ15mの細い板の上をバランス良くゆっくり走行する課題
[目標通過タイム:7秒以上]
②坂道発進
勾配率約10%の上り坂の停止位置で一時停止し、後退することなくなめらかに発進する課題
[ポイント:発進時に1m以上後退すると、検定中止]
③スラローム
4.5m間隔に置かれた5本のパイロンの間を、縫うように連続してリズミカルにクリアしていく課題。
[目標通過タイム:7秒以内]
④急制動
時速40km以上で走行し、ブレーキをロックさせることなく短距離で停止する課題
[目標停止距離:路面乾燥時11m以内 湿潤時14m以内]

⑤ 卒業
卒業したら各都道府県の運転免許試験場に行きましょう。
学科試験に合格すれば免許証を交付してもらえます。普通自動車免許を持っていれば学科試験も受ける必要はありません。
【免許の申請手続きに必要な物/費用】
・卒業証明書(指定教習所で卒業試験合格した人のみ)
・住民票の写し(発行後6ヶ月以内の本籍地の記載があるもの)
・顔写真(撮影後6ヶ月以内。縦30mm×横24mm)
・筆記用具
・印鑑(認め印で可) ・メガネ、コンタクトレンズ(視力矯正が必要な人の場合)
・転免許申請書(試験場で配布) ・受験票(試験場で配布)
・費用(受験料1750円+交付手数料2050円の計3800円)
※記載費用は、法令で定める標準額です。詳しくは、各都道府県公安委員会または運転免許センター(試験場)にご確認ください。
⑥ 規定の教習時限数
保有免許 なし・原付 普通免許(AT含む) 小型二輪免許
学科 29 1 -
技能 19 17 5